荒巻:私の直接の先輩である井さんにお聞きしたいのですが、楊志館で学んだことはどれくらい今に活かされていますか?
井:そうですね、基礎がしっかり学べていたので、今でも仕事に応用できています。仕事に関する専門知識以外にも、私の場合は高校3年間でコミュニケーション能力が身についた実感があります。現在の受付業務にも十分活きていますね。
植田:横からすみません(笑)私も同じく高校時代にコミュニケーション能力がついたと感じています。高校3年間サッカー部でキャプテンを経験させてもらったので、部員全員といろんなことを話しましたし、人前で話をする練習もできました。皆さんの中でコミュニケーションが苦手という人がいたら、ぜひ楊志館の3年間で多くの人と触れ合ってその力を育ててください。必ず役立ちます。
大野:植田さんは私の先輩になるので聞きたいのですが、高校時代にやっておくべきことなどありますか?
植田:いい質問です(笑)自分は高校時代、サッカー部が忙しいのにかまけて、資格取得は進学してからでいいやと思っていたのですが、大学は大学で、しなくてはいけないことが山ほどあります。ぜひ今のうちにできるだけ挑戦してください。
幸野:私も便乗して良いですか?2つあるのですが、1つは英語学習。苦手意識であまり勉強して来なかったのですが、世の中はグローバルな人材を求めているのだと肌で感じます。もっと早く真剣にやっていれば、と心から思っています。もう1つはザックリですが「視野を広く持っていろんなことにチャレンジして欲しい」ということ。進学や就職は人生でとても大きなイベントだと思うので、しっかり考えて納得いく選択をして欲しい。そのためには自分の視野を広げて、新しいことにチャレンジして欲しいなって思います。
伹馬:私もフランス語を勉強しておけば…って思っています。
井:仕事をしていて思うことは「時間をかけてゆっくり勉強できるのは学生時代だけ」ということです。何を学んでいるのか意識しながら、疑問に思ったことは調べるなど、自分でしっかり考える習慣を身につけて欲しいと思います。「考える力」を身につけるということですね。
森:自分は調理師コースで、将来はやりがいのある仕事をしたいと思っています。先輩は今の仕事にやりがいを感じていますか?
伹馬:大切な役割を任せられほど自分の未熟さを痛感します。その度に、より深く学びたいと感じますし、きっとこう思えるのが「やりがいのある仕事」なのだと捉えています。楊志館時代に学んだ「料理に向き合う姿勢と熱量」は、今も変わりません。
水内:学生時代と今とどちらが楽しいですか?
井・幸野・植田・伹馬:(笑)
井:どちらが楽しいか?っていわれると、高校時代は本当に楽しい思い出ばかりなんですが(笑)
植田:高校時代に実習で機械を扱っているので、今は同級生より上手く扱えるところが楽しいですよ。
幸野:ですね。楊志館は他の学校とちょっと違う体験ができるところなので、より「濃い」勉強ができるってのはいいですよね。
伹馬:料理人を目指すなら楊志館は最高の環境ですよ。